令和4年3月13日更新

20年間の宮古市の国勢調査人口の推移

国勢調査実施年

人 口

減少数(減少率)

2000年(H12

69,587

▲2,601人(▲3.74%)

2005年(H17

63,588

▲3,398人(▲5.07%)

2010年(H22

59,430

▲4,158人(▲6.54%)

2015年(H27

56,676

▲2,754人(▲4.63%)

2020年(R2)

50,401

▲6,275人(▲11.07%)

 当市の人口は、かなり早いスピードで減少しています。 
 2020(令和2)年10月実施の国勢調査では、5万401人とかろうじて5万人台を維持しましたが、前回調査(2015年)より6,275人、11.1%減と大幅に減少する結果となりました。世帯数も2,084世帯減少しています。
 2021年4月1日現在の住民基本台帳(住民登録)人口は、4万9,961人と5万人を割り込み、10月1日現在では4万9,500人に減少しています。

 年間1,200人の減少ぺース ー自然減600人、社会減600人

 当市の人口は、1年間で1,200人の減少ペースとなっています。子どもの出生数より死亡者が多いことによる「自然減」が約600人、転入より他地域への転出が上回る「社会減」が約600人となっています。

東日本大震災から11年目を迎えます。昨年3月末に宮古市と県都盛岡市を結ぶ宮古盛岡横断道路(高規格道路)が、12月には仙台市~青森県八戸市の三陸沿岸道路(約360㎞)が全線開通し、一部の水門整備事業等を除き震災復興関連事業は概ね終了しています。
 一方で、本市を含め震災被災地では人口減少に歯止めがかからな状況にあります。
 本市においては、①加速する人口減少の課題、②二極化する被災者の心のケア支援、③移転元地の有効活用などが課題となっています。
 特にも、震災復興関連事業の終了等により市民所得が減少に転じ、人口減少が加速していることに危機感を持つ必要があります。岩手県沿岸部の中核都市として存在してきた本市ですが、持続できる「まちづくり」が重要な取り組み課題になっていると考えます。
 若い世代の流出を防ぎ、若者が定着・定住できる産業振興によって雇用の場を拡充し、子育て支援等に一層、取り組んでいく必要があります。

議 会 報 告
視   点

ひたすらに

政策

竹花くにひこの

プロフィール


岩手県宮古市議会議員 竹花くにひこ
市民の「いのち」と「暮らし」を      守るために

 東日本大震災から11年目を迎えました。被災者の「心の回復」は、加齢や
高齢化等で孤立を感じている人は増加し、二極化がすすんでいます。
 また、この間、地域経済を牽引してきた震災復興関連事業の終了等により
市民所得は減少に転じ、人口は市の推定を上回るペースで減少し続け、5万人
を割り込みました。現在、世界規模で新型コロナウィルス感染症が猛威をふるい、
中小事業者の事業継続や雇用への影響が懸念されます。
 こうした現状に市民は、「暮らし」と「いのち」、「まちの将来」に不安を感じ
ています
 私は、市民の暮らしと「いのち」を支え、宮古市が今後も持続できる「まち」
づくりを進めていくための「正念場」と危機感を強く持っています。市長の行政
手腕とともに、市議会・議員個々の政策提言能力、発言力等が一層、問われ
ています。
 竹花くにひこは、若者が定住・定着できる産業振興と「働く場」の創出によって
地域に活力を生み、出生率の向上や子育て世代を支援する「子育て支援施策
の拡充」、市民の「いのち」と高齢化社会を支える基盤である「医療・介護・福祉
の充実」、広い市域面積を有し過疎と高齢化が進む中で、暮らしを支える移動
手段の「地域公共交通の確保・充実」を重要なキーワードとして、まちづくりと
施策を進めていく決意です。
 24年間の市職員としての行政経験とこれまでの政治経験を活かし、市政の
発展と市民の暮らしと「いのち」を守り、誰もが人間らしく生き、社会参加できる
まちづくりをめざし、「ひたすらにひたむきに」行動して参ります。

私の決意
本州最東端の魹ヶ崎
(とどがさき)灯台

ひたむきに

4年間の活動